最近、サカナクションのボーカルの山口一郎さんの企画動画やインタビューの動画などをたくさん見ました。
標題の「難しくて美しいもの」は、山口一郎さんが「音楽」を語るときによく使う表現です。
今までは正直「新宝島」を歌った面白いバンドの人、ぐらいの認識だったんですが、山口一郎さんの映像を見れば見るほど「すごく共感できる話」がたくさん出てくるし、すでにスゴイ事をたくさん成してきたのにまだ「もっとこうしたらいいんじゃないか?」という話をものすごい熱量で話してたのが、すごいなと思いました。同じく1980年生まれとして。
最近個人的に色々チャレンジしているので、ものすごくシンパシーを感じてしまいました。
まだハマって日が浅いので、いわゆるニワカなんでしょうが、こんな気持ちになったのは久々なので、自分がハマった経緯を記録していこうかと。
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まずは「絶対歌える男」シリーズで「ふふっ」ってなりました。
歌うたってる人なのに、(イイ意味で)バカなことしてて面白いなーと思いました。自分もバカで楽しいことがやりたいなと思ってるので。
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そのあと「企画会議シリーズ」で本格的に、山口一郎さんにハマりました。
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ここから山口一郎さんが「美しくて難しいもの」という表現をよく使うことに気づく。
●「今の子たちって、浴びる遊びばかりで、探す遊びをしていないのかなって」
●「難しいものにこそ何かあるはずだ、という期待感がある世代だった」
●「北海道時代はマイノリティ側に居た。東京という町がそういった人たちの集まりだと思ってたら、案外ミーハーな街で。浴びる遊びを楽しむ街なんだと」
ゲームの情報が少なかった台湾の片田舎で育った僕が、このインタビュー記事で、マリオをクリアしたら「コウさんキモい…」といわれたエピソードを話したことがあることを思い出しました。
●「ライフワークとライスワークの間で東京での戦い方を見つけた」
●「マジョリティの中でマイノリティとしてどうやって生きていくか」
などなど、「音楽」を「ゲーム」に言い換えればグサグサ刺さる話ばかり。
動画の最後の結論は「20代に送るメッセージ」で、自分はもうアラフォーだけど、意識していきたいと思う。(僕は自分の世界にこもりたいタイプなので…)
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そして、このシリーズがすごくイイと思った。
「フェス、多すぎない?」
「日本のヒットチャートに違和感を感じるか?」
「CDって必要?」
など。
ゲームに言い換えると
「ゲームの展示会、多すぎない?」
「eShopのランキングに違和感を感じるか?」
「パッケージソフトって必要?」
自分もゲーム業界に身を置くものの端くれとして、疑問を感じたり、違和感を感じることは沢山ある。でもなかなかそれを言うのは憚られる感じ。
芸能界なんてもっともっと「忖度」と「言っちゃいけないこと」だらけの世界だろう。そんな中でも山口一郎さんは絶妙な形で、言葉を選びつつも「ただの批判ではない建設的な話」をしている。
自分もいつかこのような討論会を主催してみたいと思った。ユーザーさんを交えて。
ちなみに僕は「違和感を感じる」が二重表現に値するかどうかは、どうでもいいと思っている。
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この映像で「くにおくんのドッヂボール部」のマルシーをコナミデジタルエンタテインメントにしているということは、ゲームの事はそれほど詳しくないのだろう。それは僕が音楽の事をほとんど知らないように。
でも、思っていること、そして語っていることはものすごく共感できたし、熱量は本当に、どうしても自分を比べてしまうのですが「スゴイ人だ」と思ってしまった。こんなにスゴイ事を成し遂げているのにまだこんなにアツく頑張ってる同年齢の人がいる、ということを目の当たりにして、自分なんて本当にまだまだだなと思い知らされる。
ここまで読んでいただけた方はきっと僕とも少しは波長が合う方だと思いますので、
「コウシャチョーのゲームチャンネル」を登録して僕を応援してください!!
という告知で今回は〆たいと思います。