こんばんワークス!
フライハイワークスのコウシャチョーです。
香川県の件、話題になってますね。
規制したい側の理由としては
「学力低下」と「ゲーム依存症」を理由にしていますね。
#【香川県といえば】
いまや「香川県」で検索するとサジェストの1つめに「ゲーム規制条例」が来るほど。
うどんのイメージを一瞬で塗り替えちゃいましたね。
#【ゲーム会社の社長としては】
ネット上では
「じゃあうどんも規制しろや」
「酒やたばこやパチンコの方が依存症やばいだろ」と、
ゲームを擁護してくれる声が噴出。
ゲーム会社の社長としては、
この件に関しては「あほくさ」と一蹴するような話ではないという気持ちです。
たぶんなんですが、やっぱりその議題の的になっているものを提供している側だから。
自分もゲームに魅了されてこの世界に居るわけで。
こっちもゲームをたくさんやってもらいたいと思って色々用意しているわけで。
例えばですが、タバコを規制せよ、という話だと
タバコの愛好家は「タバコは別に害無いだろ」というかもしれないし、
タバコがキライな人は「タバコはヤバい」という主張だろうし。
タバコ業界の関係者は、その魅力を知ってるからこそ、何も言えないかもしれない。
※だからJTのCMみたいにふわっとした主張にとどまるのかもしれない。
今回の香川県の件に関しても、
ゲーム業界の人、もしくはゲーム実況を生業としている人とかのほうが、
あまり意見を表明していないんじゃないかなー、という印象です。
#【高橋名人も言ってたけど…?】
この話題が発生してから、
ネットでかなりのスピードで話題が拡散しました。
僕もこの話を聞いたときの最初の反応は「かなりイラっとした」という感じでした。
思わずいらんツイートをしてしまいました。
先日15時間ぶっ通しで自社ソフトをYoutube で配信したゲーム会社社長が通りますね。
— コウシャチョー (@KOUSEIGAI) 2020年1月10日
県条例素案にゲーム利用時間制限|NHK 香川県のニュース https://t.co/kJ7bV89arD
あと、この方のツイートもRTしました。共感したので。
ゲーム禁止、ゲーム利用時間規制…。禁止や規制をすればするほど価値が上がるのです。 pic.twitter.com/HUu2Q4rjt3
— 虹走 (@nijibashiri) 2020年1月10日
今までも、悲しい事件があるたびに「容疑者はゲーム好きで…」とか「ゲームが暴力を助長する」など、雑に悪者扱いされることなんてよくあったし、別に気にもしてなかったのですが、なぜか今回はちょっとピキッと来たんですよね。
ただ、大昔に「高橋名人」も「ゲームは一日一時間!」って仰ってたし、それに関しては別に反発の気持ちは無かったんだけどな。
なんか考えてるうちに、「どう論破してやろう」とかより「今までとは何が違うんだろう」というナゾトキに興味がわいてきてしまいました。
こういう時は僕は各種パラメーターを少しずつ変えて考えるようにしています。
ちなみに、思考実験なので、具体的な結論は無いかもしれません。あしからず。
●「ゲーム」が「うどん」だったら?
皮肉ってるつもりではないのですが、規制の対象が「うどん」というよりかは「食べ物」だったらどうなんでしょうか?
実際、成人男性が一日に取るべきカロリーとかの推奨値は、厚生労働省によって提示されていますね。
一日に摂取するべきエネルギーの推奨値が厚生労働省によって提示されているというのは、平たく言うと「これ以上は食べないように各々管理しましょうね」という話なので、話としては似てるのかなと。でもそんなにピキッとは来ないですよね。なんでだろ。
●「1時間」が「N時間」だったら?
1日6時間まで!だったらどうだったんだろう。今度は「いやいや、やらせすぎだろ」という感じになってたんだろうか。
1日15分まで!だったら、「ハハッ」と鼻で笑ってたかもね。
2時間だったら?3時間だったら?ちょうどいいと思えてたのかな?そしたら反発しなかったのかな?
●「時間」が「お金」だったら?
今回のこの規制案は、用は「プレイ時間」に対する規制だと思うんですが、それが「お金💰」だったら?
実際、スマホのガチャゲーに関しては、未成年がお金を使いすぎないように、月ごとに課金していい金額の上限が決まってますよね。それに関しては「妥当だな」と思うのは何故だろう。
「確かに儲けすぎだからそこは空気読もうな」的な何かが働いたのかな。
●ゲーセンとは何が違うのか?
ゲーセンも18時以降は未成年が単独でいるの禁止でしたよね(でしたっけ)。
それも要は使用の分量を定められてるけど何故やろか。
もちろん、未成年があまり遅くまでゲーセンに居ないようにするための条例ですが、「これがOKであれはダメ」な理由はなんだろか。
●パチンコ店の営業時間とは何が違うのか?
依存症の代名詞と言ってもいいであろうパチンコ・パチスロ。
僕も若い頃はハマってたのでわかるのですが、あれこそヤバい。
そしてパチンコと言えば、僕が知ってる限りでは規制される一方の業界ですよね。(マックスが1/499から1/399に規制され、今は1/319? そして等価交換も禁止され、連チャン継続の確率も制限されてる?)
テレビでCMバンバン打ってた時代もあったけど!東日本大地震を気に自粛して、それ以降見なくなりましたよね。
パチスロは知らないです。
でもこれに関して擁護の声もないし、業界からの反発とかも聞いたことない気がしますが、なんでやろか。
プレイヤーも、業界側も、この遊戯は確かにヤバいという自覚が有るからだろうか?
#【結論っぽい自慢】
自分のことを思い返してみたのですが、
それこそ自分が台湾にいて子供だった時は、両親は自由にやらせてくれてたけど、ゲームというものは市民権なんかありませんでした。
学校の先生とかの大人にゲームに理解がある人なんて居なかったし、ゲーセンなんて不良の溜まり場でした。
でも僕は「ゲームなんかやってるから」って言われるのが嫌だから、学生だった時は勉強もすごいがんばったし、大人になってからも仕事すごいがんばりました。僕なりに。
そのおかげで僕は台湾清華大学の理工学部のコンピュータサイエンス学科卒業して国立清華大学 | 四年制大学を目指す高校生・浪人生の為の「台湾留学サポートセンター」
軍隊終わったあと、ゲームの仕事したくてアークシステムワークスに採っていただき、その後独立していま9年目。
ゲームというモノが無ければ今の自分は無いし、今のところ自分の人生に自信と誇りを持ってます。
今や都内では公園で自由にキャッチボールもさせてもらえないような時代。
香川県の学力調べてみたら、15位らしい。悪くないじゃない。
小学校でもプログラミング教育が義務化されるわけですし、(ヒューマン・リソース・マシーン デラックス 絶賛予約受付中!)ゲームぐらい自由にやらせてあげてもいいんじゃないかなぁ。
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- 作者:
- 出版社/メーカー: フライハイワークス
- 発売日: 2020/03/12
- メディア: Video Game
ちなみに僕はうどん大好きです。
以上です!ではでワークス!